あなたは、どっち派!

お団子派 

団子とは穀物の粉に湯を加えて練り、蒸しあげた練り餅(ねりもち)

江戸時代後期でいう「草団子」に当たる。

 ↑写真 : 大原野神社鯉沢の池側の茶屋で販売中

 

おもち派       

米を蒸しよもぎと共に杵でつく搗き餅(つきもち)
平安時代には母子草で作ったと伝わる

三月三日の行事食

↑写真 : 大原野神社駐車場前の茶屋で販売中




月見団子、花見団子、白玉団子、蕎麦団子、羽二重団子、草団子、あんこをのせた団子、ごま団子、よもぎ団子

 

大福餅、磯辺餅、柿餅、かんころ餅、きな粉餅、巾着餅、草餅、くるみ餅、笹餅、ずんだ餅、菱餅、菱餅




よもぎは..........

よもぎ属はおおよそ250種類もあり、日本では30種だが分類上の3種類が自生しているといわれているようです。

ヨモギは漢字で「蓬」と書きますが、中国語でヨモギは「艾」(もぐさ)、平安朝頃には「艾」が使われていたようです。

平安朝の草餅はハハコグサを搗き入れたお餅で今日のようなヨモギではなかったようですが、すでに三月三日の歳事のお餅だったようです。ハハコグサは別名ホウコグサ、モチヨモギともいい、春の七草のひとつで御行(おぎょう、ごぎょう)の名で親しまれています。


麻の葉の柄

 

菓子木型は,江戸時代後半に京都の職人が作り各地へ広がったようです。
各寺院や神社の紋を表した御紋菓と呼ばれる菓子が作られるようになり、社寺御用達などそれぞれの紋型を持ちお供え用の落雁などがつくられてきています。

 

 

(←写真は大原野地域でも珍しい麻の葉柄の木型で押されています) 

麻は成長するのが早く、まっすぐ伸びることから子供のきもの、特に産着に使用されています。そこには周りの大人たちの『すくすく健康に大きく育って欲しい!』という願いが込められています。安産祈願のお守りにも「麻の葉」がよく見られます。友達や親戚に安産祈願のお守りをプレゼントするときは「麻の葉」柄の由来を一緒に伝えると喜ばれるかもしれませんね。

古来から「麻」は神聖なものとして神事に用いられ、三角形には魔除け、その集合体は永遠につなぎ合わせることができる単純な形で、強さと美しさを感じますね。 現在も日本を代表する伝統の文様です。

麻の葉柄は平安時代に登場したといわれ、当時の装飾品には麻の葉が描かれています。庶民は普段着として麻のきものを身にまとっていました。通気性がよく、さらっとした着心地で夏の暑い時期や仕事でよく動く際には重宝したといわれています。しかも丈夫で何回洗っても破れにくいため、長く着ることができたそうです。そのため、この時代庶民に「麻」という存在はとても身近で欠かせないものだったのでしょう。麻は「麻の葉」という模様を通して庶民の間で愛され広がっていったのかもしれませんね。